• テキストサイズ

嵐さんのプロポーズ

第3章 緑な三男の場合 「花火」










手に握る携帯が震えると
愛しい彼からの着信。




震える指で通話ボタンを押す。









『…わかってくれた?俺の気持ち』

「…わ、わかんないっ…、」

『…ふふ、泣き虫』

「ま、雅紀くん…私…、」








言いたいことが沢山ありすぎて、


言葉が詰まる。










『……うん、…早く帰っておいで?
 ギュってしてあげるから』






電話を切るのも忘れて走って走って走って、
家の扉を勢いよく開けると





玄関にはいつものように笑う彼が。




「ほら、こんなに汗だくになってる」




と私の涙を拭いて

ギュッと優しく抱き締めた。









FIN.
/ 34ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp