第1章 Halloween the night
side エレン
俺達は更衣室へ行くため歩いている
更衣室は、勿論男と女で別れておりそこで衣装に着替えて今日1日その格好で過ごすというものだ。
衣装は、更衣室に置いてあるらしくまだどんな衣装を着るか知らない。
「本当に、エレンの記憶が戻って良かったよ・・・!」
アルミンは安堵した表情でこっちを見てきた。
相当迷惑をかけた・・・、調査兵団のみんなにも、アニやリーべ達にも・・・。
記憶が戻ったと言っても、もちろん記憶喪失だった時の記憶も残っている。
だから、みんながどれだけ俺の身を案じてくれていたのかを身に染みてかんじている。
「本当に悪かった・・・、でも大丈夫だ!
これからは、そんなことはねぇようにするから!」
本当に思う・・・、こんなことは二度と繰り返してはならない。
そんなことを喋っていると、更衣室についた。
しかし、まだ扉は開けていない。
なぜか、開ける気がしないのだ・・・。
「俺、どんな衣装着なくちゃいけねぇんだろ?」
そんなことをアルミンに尋ねる
「僕も分からないよ。ただ、嫌な予感がする・・・」
と、顔を真っ青にして言うアルミン
そんなことを言われると、確かに悪寒がさっきから・・・
しかし、そんなことを気にしていてはきりがない。
「俺もだが・・・、と、取り敢えず衣装を見ないとなんも言えねぇからな」
と、言いながらゆっくり更衣室の扉を開ける