第6章 ＊誰も居ない＝……【菅原孝支】ハイキュー!!＊

上に跨りはしないものの、菅原は腕を使っての頭をロック。

髪を指で梳くと……彼女はくすぐったそうに肩を竦めた。


でもそれが……その小さな反応が……


菅原からブレーキペダルを奪う結果となる。



「……」

「えっ、あっ、ちょ、待っ！」

「大丈夫だって。ちょっとプニッてするだけだから」

「プニッ……」

「そっ。ココに……俺のがね」

「ひゃ…！」



唇に触っておいて頬っぺたにキスをした菅原。

物凄い緊張したのに、違う場所に熱を感じたはちょっぴり不満。


けど菅原は本命にもちゃんとするつもりでいる。



「熱いぞーほっぺ」

「すっ、菅原さんがそんな事する……から……」

「最初口に来ると思っただろ」

「は、はい……」

「大丈夫、今してあげるって……」

「えっ、いや私はっ……んっ…！」



合わせるだけ
合わせるだけ
合わせるだけ



菅原の頭は〝合わせるだけ〟って呪文だらけ。

けど



合わせるだけ
合わせるだけ……
合わせるだけじゃダメだ。
合わせるだけじゃ……足りない。



薄目を開ければそこにはのちょっと固いキス顔が見える。

それがまた可愛くて……その緊張無くしてあげたくて……



「……びっくりするなよ…？」

「どういう意、んっ……ンン…っ」



菅原はの口内に舌を伸ばした。