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エッチな声のお勉強

第10章 練習再開


「入れるよ…。
いい…?」

実くんがゴムをつける。

私、エッチするんだ。
ユウト以外の人と、初めて…。

覚悟を決めて目を閉じる。

………。

ゆっくりと実くんのものが私のあそこに当たる。

………。

「ダメッ!!」

実くんが止まる。

気づけば私は涙を流していた。

「ごめんなさい…。
やっぱり、私…できない…」

私は泣きながら謝る。
ここまでするまで気付かないなんて、私は本当にバカだ…。

実くんは、困った顔をしてる。
当然だよね。
本当にごめんなさい。

「好きなやつ、いるの?
そうかなぁって思ってた。ごめんな。俺こそ」

こんな時にも、優しい実くん…。

私は彼を傷つけたんだ…。

「本当に、ごめんなさい…」

何と言えばいいのかわからず、同じ言葉を繰り返す。

実くんは苦笑しながら言った。

「いいよ…。
俺も、急ぎすぎた…。
今日のことは、お互い、忘れよ。
な。なかったことで!」

無理に笑顔を見せてくれる。

その言葉に、甘えさせてもらう私。

二人はホテルを出て、少し気まずい雰囲気の中別れる。

「あのさ、やっぱ俺、お前のファンだから、
ゆきなは、演じて欲しい。

お前ならできると思う。
じゃあ、また明日な!」



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