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プリンセスロード~番外編~

第2章 パーティーの夜


「何の話をしているか気になるんですよね」

バカにしたような顔。
それすらも綺麗。

「お察しの通りです。

私が第二王妃になって、あなたの代わりに世継ぎを産んで差し上げますわ。

レン王子はあなたの国が欲しかっただけでしょう?

一年も経ってまだ出来ないなんて、あなたに問題があるんですよね」


ズキンと胸に突き刺さる言葉。

でも・・・本当だ。

レンは私に、妊娠の機会すら与えてくれない。

私じゃ、次の王子の母にはなれないと思ってるの・・・?

何も言い返せず、私は逃げ出した。
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