第7章 進展2

その後の独自の調べでは、エンジェルモートとは関係ないことが分かった。犯人が戻って来るかもしれないと思い、エンジェルモートで急遽働くこととなった。これは接客ではなしに犯人を現行犯で捕まえるため。もしかすると今日来るかもしれないと思ったから。
仲間に聞くと、今日はまだ来てないらしい。
仕事をしながら店内、店の入口をしっかり見て、犯人がいないかどうか見ているが、なかなか現れない。
なぜか今日は客の入れ代わりが激しくない。
「園崎さんが来るとお客がなかなか帰らないから今日は上がったら？」
「来たばかりなのでもう少しやらさせて下さい」
私はとことん粘ることにした。
時間が無情に過ぎ、閉店の時間となったので店を後にした。
翌日、私は一人でエンジェルモートに行った。今日はバイトが入っているわけでもないけど、どうしても犯人を捕まえたい。
というわけで強引に働かせてもらった。
日中となると客の数が少なくなる。しかも、入る客はオタクばかり。ここの制服が萌え系とよく聞くから納得。