第4章 戦利品との夏休み
翌日、夏休み初日の朝に真田からのメールが届いた。
内容はこうだ。
From 真田幸村
2014/08/17 06:14
Sub 明日の連絡
朝早くに申し訳ありませぬ。
場所は本社の近く、あの有名なオムライスが売って
いる店でござる!
当日は貸し切り状態となっており、中には参加者と
店主しかおれぬので安心してくだされ。
集合時刻は18:30、開始予定時刻は19:00となって
おりまする。
何かありましたら本社に連絡くだされ。某は会社の
方にいますゆえ!
では、ご検討を祈りまする!
そうだ、確か人数は男女あわせて10人前後と聞き
ましたので、そのつもりでよろしくお願いいたしま
する!
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「朝からよくこんな長文打てるな…」
俺はわかった、と一言だけ打って覚めてしまった目に目薬を差して眼帯をした。
今日は何もやることがない。
だがボーっとしているのは性に合わない、外を適当にぶらつくことにした。
「明日合コン、合コン…忘れねぇようにしとかねぇと…」
外は蒸し暑くて玄関を開けたばかりのハズなのに、もう帰りたくなってしまった。
「…はァ、どこにいくかな…」
なんとなくバイクに跨って思い切り走らせた。