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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第11章 確かめたい、確かめて、




着いた先はエルヴィンの自室で、部屋に入るなり
すぐにベッドルームへ連れて行かれ、
ベッドへ押し倒される。


「……エルヴィン?」

「本当に抱かれていないのか、
確かめさせてもらうよ。」

その言葉とほぼ同時に、シャツを捲り上げられ、
咄嗟にエルヴィンの腕を掴んだ。


「ちょ、待って、エルヴィン!
ほんとに何もされてない!!!」

声を上げて抵抗するが、全く相手にされず、
両腕を片手で押さえつけられたまま、
艶めいた視線で裸体を見つめられる。



「……跡は残されてないようだな。」

「だっ、だから、
ほんとに何もされてないんだって!!」

「その割に、“ジャン”は
淫らな視線で君を見ていたね。」

作ったようなエルヴィンの優しい声は、
反論する言葉を失わせた。

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