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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第95章 気持ちと記憶の整理の時間



「まず……彼はとにかく優しいです。
自分のことより、人を思いやる心があります。
勿論それだけではなく、相手が明らかに間違ったことをしている時は、相応に叱りもしますし、諭すのも上手いです。」

「ほう……」


「それに仕事も真面目で熱心で、副官に留めておくには勿体ないような気もしますね。
……それでも、家庭を持てば、きっと家族を大切に出来ます。
仕事がどんなに忙しくても、無理にでも時間を作って、家族との時間を大事にすると。」




「凛は随分いい顔をして
モブリットのことを語るのう。」


「え、」
「凛は、モブリットに惹かれておるのか?」


呆気にとられた声に被せられた言葉は、
身体を徐々に熱くさせた。



「すみません……
まだ、自分でもよく分からなくて。」

「それは、最初に出会ったのが
エルヴィンやリヴァイだったからか?」


「……どういう意味ですか?」

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