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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第91章 正直に、正直に、



「モブリットが他の女の子と仲良くしてたら
やきもちも妬くし、
嫌だとも思うし、ズルいとも思う。
モブリットは私だけが独占したい。」


凛の言葉を聞く度に、身体が熱を発散する。


シャツ越しでも、きっとこの熱は
凛に伝わっているだろう。



「……三人と関係を持った状態で、
まだ迷ってる段階の私がこんなこと言うのは
完全におかしいし、
間違ってるって分かってるけど……
それでも、思わずにはいられないよ。」


そう言い切った後に
凛が吐いた大きなため息は、
胸元を熱くさせた。




「どう?こうして口にしてみると、
ほんと私最低だね。」


冗談めかした口調だが、凛の声色も表情も、
明るさとは程遠く、
その顔を見るだけで、
色んな葛藤を繰り広げている最中なことは
一目瞭然だった。



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