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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第87章 ●絶え間なく





「……すごい締まり方だな……」


エルヴィンは一度凛から唇を離すと、
大きく深呼吸をした。


今の今まで、自分が達さなかったことが
奇跡に近いと思えるほど、
陰茎は膨れ上がり、限界を優に超えていた。


だが、自分が途中で絶頂を味わい、
行為を中断することは
凛の快感を一度手放させることになる。

快感を一度手放せば、凛の身体の疼きは、
また元の状態に戻ってしまうだろう。

それだけは避けたかった。




凛の表情を垣間見ると、
恍惚で意識が朦朧としているのが
すぐに分かる。

喘ぎ過ぎて、声も枯れていた。

このまま続けるのも危ないだろう。




「……凛。一度落とす。いいか?」


この声が耳に入っているか分からないが、
そう問いかけると、
凛の首は小刻みに縦に振り動く。


挿入した状態を保ち、
凛を抱きかかえたままでベッドへ降ろすと、
子宮まで陰茎を咥えさせるように
腰の動きを深く速め、
掠れた凛の声を耳元で聞きながら、
絶頂に達した。


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