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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第79章 憶測の共有



「でもさ、凛の世界のミケには、
確実に前世の記憶がある訳じゃ
なかったんだよね?」

「うん。多分ね。
恋人だった時には核心を突いた発言は
特になかった。
こっちのミケと発言や行動が被ってることは
多々あることが判明したけど。」

「例えば?」


「……まぁ、色々と。」


ハンジの問いには取り敢えず曖昧に答える。

情事の最中のセリフや行動が被っていたなんて、
この場で言える筈がない。





「じゃぁそっちの世界の私やモブリットも、
私たちが転生した存在ってことなのかな?」


「あれだけ似てたんだ。確実にそうだろ。」


「私もそうじゃないかと思う。
範司は本当に、ハンジそのものだったし。
火口君はあんまり関わってないから
分かんないけど……
一番よく一緒に居たリヴァイがそう言うなら、
そうなんじゃないかな。」


「だが範司と火口はデキてたじゃねぇか。
今モブリットが凛に惚れているなら、
火口にそれは影響しないのか?」


「……うーん、難しいね。どうなんだろう……」



今のこの状態が、私のいた世界にも影響する、
ということはあるんだろうか。

もし本当に輪廻転生があるとするなら、
それもあり得ない話ではないのだろうか……

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