• テキストサイズ

君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第78章 転生でも、そうでなくても、





「……かなり憶測だらけで発言した上に
断言までしちゃって、」
「いい。お前の言った通りだ。」


謝罪の言葉を遮られるように、
またミケの体温がグッと身体に入り込む。




「ダメだ……苛々してくるな。」


「何に対して?」


「お前の世界にいる俺に対して、だよ。」


ミケは熱い身体を離さぬまま、話を続ける。



「お前みたいな恋人がいて、
何で浮気なんてしたんだ……本当にバカだ。
俺の転生したヤツだとは
思いたくない程クソだ。」


「……ありがとう。
でも私はそんな良い彼女じゃなかったかも」
「絶対良い恋人だった。俺が断言する。」


ミケの胸の中で、思わず吹き出してしまう。



「笑いごとじゃないぞ。
もし会えるなら、即行でぶん殴ってる。」


「自分を自分で?」


「ああ。」


その現場を想像して、
また笑いが込み上げてきた。

/ 1588ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp