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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第72章 ●好きなことを好きなだけ



思っていた通り、
凛は既に目に涙を溜めていて、
身体をビクつかせながら
首筋にしがみ付いてくる。


嬌声を止めることも、
もう無理なのだろう。

耳元で聞こえる艶のある声は、
いつまでも心地良く身体に浸透する。




「……はぁっ、ぅう、ん…、」


「今ので何回いったんだ?」


「……分かん、ないっ…、
も、身体、浮きそ、う…」


絶頂を繰り返したことで、
意識も霞んできているのかも知れない。


焦点の合わない目を瞑った姿を確認した後、
自分の身体の上に凛を乗せたまま
ソファーに横になり、そっと背中を摩った。







……またやってしまった……



凛の喘ぎ声と快感に落ちた顔を見ていると、
自分でも引いてしまうくらいに、
自分の身体が制御できない。


前回凛に問われた時にも
即答してしまったが、
凛を抱いている時に
加減できる気が全くしなかった。



だが、毎回こうして落ちる寸前まで
感情の赴くままに抱いていて
本当にいいのだろうか。

凛は問題ないと言っていたが、
この状態を見ていると、
やはり少なからず不安を覚えた。

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