• テキストサイズ

君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第70章 心揺るがされる出会い



「凛は曾祖父に会ったことはないよね?」


「うん。
私が生まれた時にはもう亡くなってたから。」




「……もしかして、死因は戦死?」


「何で分かったの?」


相変わらず鋭い考察をしてくるモブリットに
目を丸くする。



「ピクシス司令に、
あんな言葉をかけるくらいだからね。
元の世界では戦の最中だったのかな、
って思って。」


「まさにその通りだよ。
曾祖父が軍隊に配属されたのは、
結婚して、子どもが出来て
すぐくらいだったと思う。」


「……あの話をしていたのに、
戦の為に元の世界へ戻った、
って可能性もなさそうか……」



曾祖父が帰らざるをえなかった理由を
二人で考えていても、答えは出そうにない。

完全なる手詰まりだ。



それに、一番肝心なことも
分からないままだった。

/ 1588ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp