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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第65章 眠れない夜は



「でも、もう一つ思ってることがあるんだけど。
さすがに超能力者のモブリットでも
分からないかなぁ。」


冗談めかして問いかけると、
首筋に柔らかな唇の感触を覚える。




「……それ、本当に実行していいの?」

「むしろ、本当にしたくて来た節あるからね。」


即答したのに返事がないのは、
きっとまた赤面しているからだろう。





「……凛が後ろを向いてて良かったと、
今初めて思ったよ。」



そう言って笑うモブリットの声が聞こえた直後、
シャツの中には
引き締まった長い指が滑り始めた。



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