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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第60章 詰問、詰問、からの証拠



「ナイル。お前の目的は何だ。」


「……お前が気に入っている女が、
どんなもんなのか、興味があっただけだ。」


「なんだ。本当にそれだけなのか?」


「勿論地下街で生活していた割に
仕事ができることにも興味を持ったが、
お前がこれだけ気に入る理由が
知りたくなってだな……」



地下街?


何故ナイルは凛が地下街で生活していたと
思っているんだ?



エルヴィンは一瞬考えを巡らすが、
きっと凛がナイルに何か問い詰められて
適当に答えた結果だろう、
という結論を導き出した。





「もう十分分かっただろう?
彼女は仕事仲間としても、女性としても、
かなり魅力的だ。」


「それならやっぱり今結婚する気はないのか?」


「……またそれか。ということは、
さっきからお前が手に持っている
書類らしきものは
また見合い相手の肖像画だな。」


「仕方ねぇだろ。
良くしてもらってる貴族の御嬢さんが
お前と食事がしたいと頼んで来たんだから。」


「別にお前が良くしてもらっていても、
俺には関係ない。」


「そんなことないぞ。ほら、絵を見ろ。」


ナイルは封筒の中から肖像画を取り出し、
机の上に置いた。

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