• テキストサイズ

君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第58章 変態も束縛も





「……中でイク方法も教えたいが、
今日はもう無理そうか?」


「今日じゃなくても、ムリです……」



この人はここまでさせておきながら、
何を言っているんだ。


もう色々ツッコミを入れたいけど、
満足そうに私を抱いている顔を見ると
何だかどうでも良くなってくる。






「それにしても、普段自慰のおかずに
している相手に見られながら
自慰をするなんて、
かなり贅沢な経験をさせてもらったよ。」


「へ、変態!」


つい本音を漏らす私の声に反応し、
エルヴィンは、ははは、と声を上げて笑った。



「反論のしようがないな。
自分でもこんなに厄介な性癖があるなんて、
君に出会うまで知らなかった。」


「……まぁ、私も指示されるがまま
自慰させられて、
完全に変態の域に入ってるんだろうけどね……」


「いいじゃないか。変態の何が悪い。
そもそも調査兵団は
変人の集まりだと言われているしね。」



そう言えば、街でそんな声を
掛けられたことがあったなぁ、と思い出す。


確かに傍から見れば
わざわざ壁の外に出て巨人と戦うなんて
変わり者のすることだと
思われるのかも知れない。


それでも一度壁が壊された今、
調査兵団への期待や希望が
少しずつ高まっていることも
確かなように思えていた。

/ 1588ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp