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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第53章 誘惑の仕方



「……ねぇ。私は服着てるのに、
リヴァイだけ全裸って恥ずかしくない?」


こっちは既に恥ずかしい。

というか、何だか気まずい。


……とにかく顔が熱い。




「別に恥ずかしくねぇよ。」


端的に声を掛けられ、
それともお前も脱いで一緒に入るか、
そう口を動かし切る前に


「はい、背中流しまーす。」


と、風呂桶を既に風呂に溜まっていたお湯に
突っ込んだ。



「あれ、そう言えば、
このお湯ってどうやって湧かすの?」


「お前がエルヴィンの部屋に来る前に
熱めで湧かしといた。
勿論、お前の世界とは違って薪で、だがな。」


「……なるほど。
最初からこうなることは想定済みか。」


仕事が忙しいと言いつつ、
実はそんなことをしていたと思うと
申し訳ないような気もするが、
それでもその薪をくべている姿は
きっと可愛いだろうなぁ、
なんて呑気に思ってしまう。

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