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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第52章 自由な選択を



「……まぁいい。
取り敢えず、今すぐモブリットと
どうにかなりたい訳ではないんだな?」


「勿論。
まだ意識し始めたばかりですから。」


「……今君の敬語を聞くと、
何だか不安になるよ。」




「……というか、これ、
普通私に直接聞くものなの?」


「お前に聞かないで誰に聞くんだ。」


「……いや、もう何でもないです。」



この二人に
恋愛の不文律みたいなものは通用しない。


私も大した恋愛はしたことがないけど、
こんな直球に聞いたり、
聞かれたりしたことは初めてだ。


それでも、それを不快には思わないし、
むしろ分かり易くていいとすら思ってしまう。






「もう納得してくれた?
二人とも明日も早いんだから、
そろそろ休んだ方がいいよ。」


何か考え込むような
仕草を見せる二人を横目に席を立つ。


少し気まずいから
早く退出したい気持ちも少なからずあるが、
それよりさっき言った方が本音だ。


きっと今日も、
私には経験も想像もできない激務を
熟しているだろう。

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