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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第49章 一番長く、苦しい夜を





廊下を早足で歩きながら、
部屋を出る直前に見た、
エルヴィンの寂しそうな瞳が脳裏を過る。




きっとエルヴィンも、
まだ完全に満たされたわけではないだろう。


それでも、
今すぐモブリットの元へ行かないと、
と思う気持ちは変わらなかった。




明日では遅い。



この夜が、一番長く、苦しいことは
自分自身に起こった出来事じゃなくても、
想像くらい簡単にできる。




今、モブリットの側に居ないとダメだ。




逸る気持ちが足に伝わり、
小走りで廊下を駆けた。



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