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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第7章 自分にできることを



私は調査兵団の兵士たちの様に
身体や装置を巧みに操って戦うことには
向いていないだろう。

何度も兵士たちの訓練風景を見に行って
実際に立体機動装置の訓練も
こっそり受けたことがあったが、
どういう原理なのか頭で理解していても
全身のベルトで体のバランスを取ることすら
出来なかった。


第一、この年から訓練を始めて、
彼らのような身のこなしが
できるようになるとは到底思えない。

むしろ足手まといになる気しかしない……



……だけど、この身体を別の使い方で
役立てることは出来る。



もし自分も貴族のパーティーへ
連れて行ってもらえたら、
それなりに貴族を満足させ、
資金調達に繋げる自信はあった。


自分の武器は、無駄に培ってしまった
性欲処理のテクニックだけだ。


それをこの兵団で役立てたい。


自分もここで働いている以上、
出来る限りのことをしたい。


そんな思いを抱きながら、
エルヴィンとリヴァイに説得を続けていた。




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