第42章 ●意外と意外の組み合わせ

もう意識が混濁し始め、
快感の波に溺れかけている。


モブリットにここまで持久力があるなんて
思いもしなかったし、
自分がここまでモブリットのテクニックに
絆されるとも思ってなかった。

予想外のことが重なりすぎている。





「……凛、大丈夫？」


「……はぁ、っん、
大丈夫、じゃないっ……！」


そうだろうね、と、
腰の動きとは対照的に、
優しく穏やかに頬を撫でられ、
思わず目を閉じる。



「ごめん、
やっぱり我慢できそうにない。」


その言葉の直後、
唇に暖かい感触がして、
モブリットの我慢がどこにあったのかを察する。





「……我慢、しなくて、良かったのに。」


すぐに離れた唇を、再び求め、
舌の繋がる深いキスが
ますます快感を後押しした。