• テキストサイズ

君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第33章 リヴァイの感情



「本当に何もない。」

「なるほど。
何もないから俺の冗談みたいな誘いに
易々と乗って来たのか。」


「……なんかそれって
リヴァイに凄い失礼だよね。」

「そうだな。」

それだけ言うと、思わず顔が緩む。


「今の笑うところだった?」

「いや。全然笑えねぇよ。」

だがもしエルヴィンと“何かあった”とすれば、
この状況にはなっていない。

そっちの方がこっちとしては笑えない。



「全く笑える話じゃないが、
その状況でお前に一番に会えたのが
俺で良かったと思っただけだ。」


「……リヴァイ、寛大だね。」

「別にお前が俺とする動機なんて
どうでもいい。」

実際はどうでもよくないし、
よくよく考えれば悶々とするが、
それでも


「俺はいつでもお前を抱きたいし、
側に置いておきたいと思ってる。」


これが一番の望みだ。

/ 1588ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp