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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第27章 避けられない相手




「私が疲れやすいのは
こっちの世界に来たからでも、仕事をたくさん
任されるようになったからでもないよ。
元の世界で働いてなかった分、
体力が落ちてただけ。
これから少しずつ改善していくと思うから
心配しないで。」


「……そうは言っても、休養も必要だよ。
今日は午前中のうちに仕事を切り上げて
午後はしっかり休んでくれ。」

エルヴィンは机の上に重なった
書類の一部を手に取り、

「全日休ませてあげられないのは心苦しいが、
調査までの辛抱だと思って
よろしく頼むよ。」

と、凛に手渡した。


「とりあえず、この忙しくなってきた時期に
いつまでも距離のある関係のままじゃ
仕事がしにくいと思わないか?」

「……何の話?」

「分かっているだろう?
この書類を彼に渡して来てくれ。」

小さく微笑んだエルヴィンの一言で、
思わずため息が漏れる。

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