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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第27章 避けられない相手





凛が調査費用の割り当て計画を
計算し直した直後、
調査兵団の壁外調査の日程が決まった。


壁外調査が行われるまでに
約一か月の猶予はあるが
団長や兵士長、分隊長はいつも以上に
書類仕事と訓練に追われ、
その補助をする凛も同じくして
忙しい日々を送ることになる。




「凛。
なかなか休んでもらえる暇がなくて
すまないね……
明日くらいは少し休養を
取れるようにするよ。」

朝早くから書類の束を抱えて
団長室へ入ってきた凛に
エルヴィンは申し訳なさ気に声を掛ける。


凛は部屋を一周見渡し、
他の団員がいないことを確認した後

「大丈夫。
エルヴィンやリヴァイはこの書類仕事プラス、
毎日厳しい訓練まで熟してるんだから。」

と、エルヴィンに笑いかけ、
書類を机の上に重ねた。


机の上は既に大量の書類で溢れている。

これら全てにエルヴィンが
もう一度目を通して確認し、
サインをしていくのか……

その試練とも言えるような
地道な作業を想像すると、
背筋がぞわぞわと騒いだ。

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