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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第26章 本当の望み



「待って下さい!
嘘じゃないですからね!!」

「あ?そんな理由で納得いくか!
本当のことを話せと言っただろうが!」

凛の声量に合わせ、声を張った。


自分がこんなにムキになる理由も
イマイチよく分からんが、
本音を話さない相手の要求を
呑む気にはなれない。


「いや、それも本当のことです!」

「それも?それなら他の理由は何だ?」

すかさず問いかけると、
凛の動きが止まる。



「……言いたくないことなのか?
エルヴィンに脅されてる訳じゃねぇんだろ?」

まさかエルヴィンが
そこまで下衆な真似をするとは思えないが
一応訊ねてみると、
凛は小刻みに首を縦に振った。

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