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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第23章 新しい出会い




三兵団の合同会議が行われる
憲兵団の基地に着くと、
調査兵団の基地とは比べ物にならないほど
立派な建物に目を奪われる。


「……これこそお金の
無駄遣いな気がしますけどね。」

「まぁそう言うな。
憲兵団は外見が大事なんだ。
調査兵団とは対照的にね。」

エルヴィンは凛の呟きに小さく笑うと、
基地の中へ足を踏み入れ、
リヴァイと凛は後に続いた。




「エルヴィン。」

基地に入ると、ユニコーンのマークが入った
ジャケットを羽織っている
髭面の男性に声を掛けられ、足を止める。

年はエルヴィンより上に見えたが、
エルヴィンが「ナイル」と
呼んでいるのを聞いて
同い年ぐらいなのだろうと察した。

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