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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第20章 デートらしいデート



リヴァイが関係者以外
立ち入れないようなドアの向こうに
入っていくのを見送った後、
凛は店内を物色し始める。



店内に入った時は、潔癖症で、
あまり人と物を共有したがらないリヴァイが
アンティークに興味があるなんて、
かなり意外だった。

でも、実際こうして店内を見て周っていると、
アンティークものとは思えない家具も多いし、
ハンドメイドの革雑貨も
丁寧な作りで好感が持てる。


“それだけが売りじゃない”

というのは、そういうことなのだろう。



凛がお洒落で可愛い食器が並ぶ棚の前で
マグカップを手に取って見ている最中、
店の奥から袋を抱えたリヴァイが戻ってきた。

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