• テキストサイズ

君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第149章 ●見透かされた我儘



どうやら緩い絶頂を感じただけで済んだのだろう。

凛は肩で息をしているが、表情からは、強い満足感を感じられた。


もう一度くらい、さっきの蕩けた顔を見たい。


陰核を優しく刺激しながら、さっきよりも深い部分まで、二本の指を挿入していく。



「あぁっ、エル、ヴィんっ…!」


首筋に回されている凛の腕に、ますます力が入ったのを感じる。

もう発散させたい快感が込み上げて来ている。
それが分かるくらい、凛の喘ぎ声は様々な色を纏っていた。



「まっ…、まって、エルヴィン…も!」


小刻みに身体を痙攣させながら縋り付いてくる凛の指先が、完全に膨らみ切った陰茎を撫でる。



「ああ、そうか。俺も満足させたいんだね。」

「ぅんっ…、だか、ら…」

「俺はまだ大丈夫だよ。
気にせずもっと気持ちよさそうな顔を見せてくれ。」


自分がここまで恍惚感に追い込まれているのに、そんな状態でも俺のことまで気にしてくれる凛が、可愛くて仕方ない。


凛はどれだけ快感に溺れても、気遣いは忘れない。

きっと彼女にとって、それは気遣いではないのだろうが、こっちを思ってくれていることが伝わる行動が、素直に嬉しかった。



俺自身、自分のものを蔑ろにできるくらい、女性を満足させたいと思ったことはないし、こんなに繊細に、凛以外の女性の内部を可愛がったこともない。


やれば出来るもんだな……

と思いつつも相手が凛でなければ、したくもないし、求められても出来ない自信がある。

凛は自分にとって、特別な存在だ。

/ 1588ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp