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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第145章 ●この感情はここだけで





「あっ…、んん、エルヴィ、ンっ…!」

「どうした?話がしたいんだろう?」


エルヴィンのいやらしく湿った声が、耳元を刺激する。

その刺激は簡単に下半身にまで伝わり、内部の潤いを促した。


身体をゆっくり上下に揺さぶられ、根元まで入りきっていないのにも関わらず、言葉を紡ぐ余裕なんてまるでなくなる。

この極上の快感の最中、話なんて出来る筈がないし、もうそんな話をしようとしていたことすら忘れたくなる。



「はぁっ、あ、ぁん…、」

「君の話は、この行為に満足しすぎているから、俺と離れるのが怖い、という内容だったのか?」


卑猥な光が灯るエルヴィンの瞳は、意地悪な表情を作り出している。


そんな話、する訳ない!
と反論したくなるけど、言葉を発するのは既に難しいし、実際エルヴィンの言ってることだって頷けてしまうくらいに、この快感を手放したくない。




もう今は話すことを諦めよう……


そう思ってしまった時、不意に動きは止まり、反射的にエルヴィンの胸に頭を預けた。

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