第139章 ●甘い時間

「んっ…、凛……！」

「……イきそう？」


動きは止めないままに問いかけると、首を縦に振られ、少し身体を離してエルヴィンの表情に視線を落とす。


微塵のコンプレックスも見当たらない、これ以上にないほどに整った顔を、快感で乱している事実が、ますます興奮を煽って来た。




「……いいよ、イかしてあげるね、」


腰を深く落とし、身体を密着させながら捩じらせると、耳元で艶を帯びた低音が鼓膜に届く。


身体を隙間なく重ね合わせたまま、奥へ届かせるように腰の動きを速めていくと、自分の中が急激な収縮を始める。

イク寸前なことはエルヴィンにもすぐに気付かれ、腰が支えられたことで、ますます深い部分で陰茎を愛撫する。


その行為を堪能する暇もなく、エルヴィンのモノは大きく跳ね上がり、互いの艶しか感じられない嬌声の中で、溺れそうな絶頂を味わった。