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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第120章 嫉妬の続き





「……凛。
これ以上はしないでおこうと思ってる?」


モブリットにいきなり図星を突かれ、
一瞬怯む。

これは完全に私の心理状態を見抜かれている。

嘘を吐いても無駄だろう。正直に話せばいい。



「ごめん。
キスもするつもりなかったのに、つい……
だから、これ以上は」

「凛は俺に申し訳ないと思ってるんだよね?」


「……それって、さっきのリヴァイとの話?
それとも複数の男性と
関係を持ってることについて……?」

「どちらに対しても
負い目を感じてるんだろう?」

「そりゃ感じるよ……」

「それならこれ以上もしてもらわないと
困るんだけど。」



「……なんかいきなり
強引なキャラになったね。」

「そうでもしないと、
凛と同意の上ではできそうにないから。」


「でもね、よく考えてよ?
それって本末転倒じゃない?
反省してんだったら、
それなりの態度や誠意を見せるのが」
「既にキスはしたのに?」


……確かにそうですね。


心の中で頷きながら、
数分前の自分の抑えきれなかった情動を
深く後悔した。

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