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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第120章 嫉妬の続き



「司令からも聞いていたが、
凛は本当に優秀なんだな。」

「憲兵の言うことはあてにならないけど、
ピクシス司令が言ってくれてたなら
素直にこれからも頑張ろうって気が
起きるよね。」


「……なるほど。
もうだいぶ調査兵に染まってるってことか。」

「うん。取り敢えず憲兵団に
引き抜かれることはまずないってことかな。」


イアンの言葉は否定できない。

今の自分は調査に出られなくても
調査兵団の一員としての自覚がある。



「でもイアンは精鋭部隊の班長なんでしょ?
そっちの方が断然優秀だよ。」

「大したことない、
なんて言うと司令に怒られそうだから、
ありがとう。とだけ言っておこうかな……」


少し照れくさそうに笑う姿が可愛く思える。


エルヴィンくらいの長身で、
見るからに仕事ができそうな上司、
という感じなのに。

このギャップはなかなか魅力的だ。


そんなところも、
モブリットと同じ雰囲気があるなぁ……

と、つい笑顔を見入ってしまう。




「二人はいつの間に
名前で呼び合うような仲になったんだ?」


背後からの声に後ろを振り返ると、
困惑した表情のモブリットが立っていた。



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