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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第11章 確かめたい、確かめて、



「……だが、そんな君も悪くない。」

微笑んだエルヴィンの笑顔は今度こそ本物で、
その顔を見ると、釣られて頬が緩む。


「……悪くない?」

そっとエルヴィンの頬に手を当て、
ニヤリと笑いかけると

「いや、そうだな……
どちらかと言うと、かなりいい、だ。」

エルヴィンはそう言って、
凛に軽く唇を重ねた。




ゆっくり唇を離したエルヴィンは
凛の髪を優しく撫でた後、

「本当にもう大丈夫だ。
君があの男と何もなかったことは分かった。」

と、凛の腕を引き、立ち上がらせようとする。


「……もう続きはしない、ってこと?」

「なんだ。して欲しかったのか?」

すかさず問い返され、自然と視線を逸らした。

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