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君と鼓動が重なる時・2【進撃の巨人】

第105章 デートの行方



「凛!凛も次くらいからは
二人きりでもいいと思ってるだろ?」


「え。……モブリットの許可が下りれば。」


「ほら。取り敢えずしばらくは
三人での“デート”で妥協してくれるかな?」


ジャンに訴えるような視線を向けられ、
ごめんね、とだけ小さく口を動かした。



今日はジャンと約束していた
“デートの日”だった。

言わずもがな、モブリット同伴だ。


ジャンの“強姦紛い事件”の発覚を皮切りに、
ジャンと会う時は当然の様にモブリットが
もれなく付いて来る。


多分モブリットも、もうジャンのことを
完全に信用しているだろう。

そんなにジャンの動向を
監視している感じはないし、
むしろこの時間を
自分なりに楽しんでいるようにも見えた。





「モブリットさん、
凛に対する束縛が酷くないですか……?」


「そうだね。自分でもそう思う。」


「え、モブリット束縛してくれてるの?」


「いや、そこ喜ぶところじゃないからな?」


それぞれの意見が自由に入り乱れ、
この三人で過ごす時間は
やっぱり楽しいと実感する。



そろそろジャンと二人で
遊んでみてもいい気はしていたけど、
誰かが特別な気を遣うこともなく
過ごせる関係が嬉しくて、
このままでもいいか、
という気分になってしまう。

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