第1章 無効化の女の子
ピヨピヨピヨピヨ!!!!
自分の目覚ましが頭のなかで鳴り響く
亜[ふあ~~~]
亜[あっもう朝か]
私はうるさい目覚ましを止め、すぐに制服に着替えた。
(腹減った···)
と思いつつ廊下を歩いていると鳴海が速足で歩いているところを見つけた。
亜[お~い!鳴海~~!!]
一応声をかけてみる···
鳴[ん···?]
鳴[ああ···アルちゃん]
どうやらこっちに気ずいたみたいで近付いて来た。
亜[おはよー]
気のない挨拶をした。
鳴[おはようって···今はもうお昼だよ]
亜[なぬ!?]
亜[私の時計は朝の8時を指していたぞ!!]
鳴[ん~それは時計が壊れちゃったからじゃないかな~]
亜[壊れた?ならお前が直せ!!]
鳴[えーーめんどくさっ]
と、とてもどうでもいい会話をした。