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タイムマシンは幸せの鍵【銀魂】

第4章 坂田家の食卓


ドンドン!

沖田「旦那ァー。開けてくだせェー」

『坂田さーん。金づるですよー開けなさーい』

あれから一向に開かない大○洋の家の戸をドカドカと叩く。

『総悟、あと3数えてダメだったらバズーカ貸して』

沖田「はいよ」

総悟からバズーカを受け取り、肩に乗せて準備OK

『1、2…』

ガラガラガラ

銀時「お待たせしました」

『チッ…』

あと1秒…という所で家主が顔を出した。

銀時「中へどうぞ」

『お邪魔します』

何故かいつものアホ面ではなくイケメンスマイルを振りまく銀さん。

『(ねぇ、何これ。気味悪いんだけど)』

沖田「(男にはカッコつけなきゃならねぇ時ってのがあるもんさ)」

銀さんにバレないよう、目で会話をしながらついて行く。

銀時「さあ2人とも、どうぞこちらへ」

案内されたのは見たことのある居間…

『…』

ではなかった。

『す、素敵なシャンデリアで』

なかなか出てこなかったのはこのせいか。

天井には居間に不釣り合いなシャンデリアがでかでかとぶら下がり、床には真っ赤なカーペット。
和と洋のデスマッチが繰り広げられていた。

銀時「安物ですよ。セバスチャン!」

ドヤ顔で笑う銀さんは手を叩いて台所へ叫んだ。

新八「はい、坊ちゃま」

台所から出てきたのはタキシードに割烹着を着た新八君。

オイオイ、何でどこもかしこもデスマッチだよ。
てかあれ、君ツッコミじゃなかったの?
職務放棄?

銀時「アフタヌーンティーを」

新八「かしこまりました」

や、朝だし。

そう言って新八君が取り出したのは一本のペットボトル

新八「粗茶にございます」

『…』

出されたのは"午後○紅茶"

アフタヌーンティーってこれのこと?
何の捻りもなし?ド直球?

いい加減にこの茶番に付き合うのも疲れてきた…
そろそろブチギレてもいい頃だろう。

『あのー…』

ゆっくりと立ち上がり、隠していたバズーカを取り出そうとしたその時

神楽「銀ちゃーん。結野アナが来てるってほんとアルか?」

奥の部屋から神楽ちゃんがやって来て私の顔を覗き込んだ。

『…結野?』

え、私のことほんとに結野アナだと思ってるの?

銀時「こら神楽やめなさい!」

窘められた神楽ちゃんが私の顔を指さして言った。

神楽「銀ちゃんこの人結野アナじゃないアル」
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