• テキストサイズ

プリンセスロード

第15章 私の選んだ道


彼と二人で、城のバルコニーから私たちの国を見下ろす。
今日は雲一つない青空で、私が働いていた牧場まで見えそうだ。

「懐かしい?」

「うん、初めて会った場所だもんね」

寄り添って微笑んだら、彼の端正な顔が近づいてきて……キスされた。

「外から見えちゃうよ」

窓の下には、あの時連れていた馬が見える。
艶やかなたてがみを震わせて冷たい水に顔を埋めている……
白馬。
/ 84ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp