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【夏目友人帳】妖怪の心

第1章 名は「弧波」



私は、粗神 弧波(あらがみ こなみ)。

今日から、七つじ屋さんにお世話になります

私の親は私が小さい頃に離婚してしまって

母が家を出ていってから

父が男手一つで育ててくれた。

しかし、先日父が病気で亡くなってしまって

ここで預かってもらう事になった。

おばさん「弧波ちゃん!お帰りなさい!」

親戚なので、何回かお店の手伝いはしている
しかし、慣れないので「お帰りなさい」は少しだけくすぐったかった。

弧波『はい…お邪魔します…』

おばさん「あら!堅苦しいわよ?今日からここは貴方の家なんだから!」

正直、この言葉には驚いた
自分の家を見つけた
ここにいてもいいんだと思わせてくれる

弧波『は、はい!』

おばさん「弧波ちゃんの部屋は二階だからね?狭いかも知れないけど…好きに使ってくれて構わないからね?」

弧波『はい』

今日から、七つじ屋の子供?になった私は明日からお店の手伝いをすることになった。
取り敢えず、今日の所は長い間移動していたので疲れただろうと言うことで休ませてもらえる事にした

ガタッ

扉を開けると…
妖怪が住み着いていた…

私は小さい頃から、変なもの…いわゆる…「妖怪」が見えている。

弧波『ちょっと!出てってよ!』ボソボソ

妖怪1「何だ?お前!俺達が見えるのか?!」

妖怪2「人間だ!人間だ!」

妖怪3「見えてる!見えてる!」

弧波『煩い!早く出ていって!』シッシッ

妖怪3「うわぁああ!人間恐い!」

妖怪1「人間め!」

妖怪2「恐い!恐い!」

私だって…見たくて見てるんじゃないのに…
とにかく!ここの家の人に迷惑はかけられない!
妖怪は出ていってもらわないと!
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