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聴こえる……………

第4章 ~初めての~


すごく不思議そうに、不安そうに相手側は尋ねてきた。


そりゃそうか。


急に真向かいの家のやつが、インターホンならして来たんだから。


翔「ちょっと、お話ししたいことありまして。」


俺は用件は伝えず、話がしたい。ただそれだけ伝えた。


?「親にですか?」


翔「ピアノを弾いている方に、お話ししたいことあります。」


名前も顔もわからない。
ただ、ピアノを弾いていることはわかるから。


?「……………えっと………………」


そういうと、相手側はすごく困っていたみたいだった。
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