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彼女の思い…………

第6章 ~行動のはじまり~


瑛莉side


智「瑛莉っ!!」


智くんは必死に私に向かって叫んでいた。


でも、私はそんな智くんの声より


藍実「そうやって、怯えてればええんよ♪」


という藍実さんの声しか、耳に入ってこなかった。


藍実さんは、私の頬にそっと手を伸ばして触れた。
すごく、冷たい手だった。


藍実「美月…………やってやりぃな♪
あんさんの憎しみを、コイツにぶつけるんや!」


すると、美月さんは私の肩を蹴りつけてきた。


反動で、私は後ろに倒れ込んだ。
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