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【黒子のバスケ】トリップしたけど…え?《2》

第16章 決勝リーグ進出だよ




視線には火神ダブルチームを受けている緑間がおり、緑間をとことん撃たせない。という作戦が理解できた

その作戦を続けてるのには理由があり、黒子と水戸部を交代したときにこんな会話をしていた



木吉
「とりあえず緑間封じは必須だ。このまま俺と火神でダブルチームをかける」


火神
「そんな…俺1人でもいけるぜ!ですよ!」


木吉
「意気込みは買うがフェイクとパスを織り交ぜられたらどうしようもない
お前が跳べなくなったらそれこそアウトだ」


伊月
「けどそうすると苦しいのはコッチだ
いくらなんでも水戸部だけじゃインサイドは手も足も出ないぞ」


日向
「ならもう…そーゆうことだろ。はーっ…」



言葉通りインサイドは負けてしまった
だが日向は止められないならそれより取るしかないだろ。と言って彼らはゴールへと素早く走り出した

そして伊月が持っていたボールを日向へ、木吉へと素早く回していた



大坪
「むっ!?」


高尾
「(パス回し速ぇ…!今までより攻撃が格段にアップテンポだ)」


「速いー!」

「あっちゆー間に攻めこんできたぁ!」


宮地
「させっかぁ、殺すぞ!」



宮地がシュートのブロックへと跳んだ瞬間に後ろにいた水戸部へとパスを出した

宮地はそれを予想しておらず、目を見開いて驚いてたのと同時に水戸部がシュートを決めた



「おおお決まったー!!」


中谷
「…!!」


桃井
「(これは…型はまったく違うけど…桐皇と同じ…!?)」



桃井がそう考えている間にコートではまた素早いパス回しがされてた

今度は中の木吉から外にいる日向へとボールが渡り、彼は3Pシュートを決めた



「おおお誠凛の攻撃激しい!」

「秀徳を止められないがすぐに取り返すぞォ」


高尾
「(この攻撃力…)これが新しくなった誠凛かよ」


大坪
「いや…少し違うな」


高尾
「え?」


大坪
「正確に言えば、戻った…だ
誠凛のスタイルは攻撃型チームバスケット。だが木吉がいた去年はもっと速かった
木吉と日向中外二枚看板、そして5人の走力とパスワークで点を取り合う

圧倒的に歴史の浅い誠凛というチームはあえて攻撃に特化し乱打戦にもちこむことで昨年東京都ベスト4までのし上がった

ラン&ガンのスピードバスケット。それが誠凛の本来の姿だ」







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