第1章 あなたは私のプリンセス?麦藁一味と呼ばれる海賊。
港――――
「あ!シズナお姉ちゃん!
あれみて!海賊船!」
女の子が指す方向をみると、
麦わらドクロの旗が掲げられた海賊船を見つけた。
「あれは…」
「おばさん知ってるの?」
「お姉ちゃんしらないの!?」
私の頭にはたくさんの?が浮かんでるだろう。
「まぁいいや。こっちに向かってるみたいだし。
だれだってかまわない。
邪魔するやつは倒す!」
「さすが゛鬼姫゛だ!」
その言葉に私はがくっとする。
「その名前で呼ばないでよー!もう!」
そういうとみんな笑う。
「とりあえずみんな家に入ってて!」