第10章 わたしは…ここにいる!
数日後____
「ねぇ、サンジ。」
「ん?」
「さっきからどこ触ってんの?」
最近片時も離れずやたら体を触ってくるサンジ。
「だめなのか?」
これも何回繰り返したことだろう。
「だめっていうか…」
「恥ずかしい?」
とのぞきこむ。
「む、むぅ…好きだもん当たり前でしょ///」
睨む私。
「ふっそんな顔してもかわいいだけだぜ?プリンセス…」
そうして私をゆっくりとベッドに寝かせる。
「もう…サンジったら、まだ昼なのに」
「いつでもシズナのことを愛してる証拠さ」
妖艶に笑うその顔に、
私は改めて溺れてしまったことに気づく。
「わたしも、愛してる。」
また、これから幸せは続くんだ。
サンジ、みんなといっしょに。