第9章 仲間への罵声、私の名は…
「私は!!!」
まだ私を怖がるひとたちを見下ろす。
一回サンジたちをみて、また住民へと視線を戻す。
「人間を、憎んだことは
一度もない!!!!!」
涙を少し流す。
母も言っていた。
゛人が好きだから゛
「サンジ…みんな、私、おかしいかな…?
おかしいよね…文句言われてるのに、
嫌いになれないなんて…」
「ばーか…」
サンジが立ち上がる
「おかしくなんてないわよ」
ナミも
「それにあなたは」
ロビンも
「化け物なんかじゃねぇ…」
ゾロも…
「闇でも、」
ウソップも
「悪でもねぇ」
フランキーも
「それにもう、」
チョッパーも
「あなたは…」
ブルックも
「ひとりじゃねぇよ。」
ルフィ…
「みんな…私を…こんな私を…!」
気づけばボロボロと涙が出る。