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あなたがいれば強くなる。
第8章 闇の中まで届くように
「…来ないでよ…私がどんな思いで!」
見つからない前に、ここから逃げないといけないのに…
足が動かない。
しかも、動揺しているせいか、
胸元が光る。
足元の花たちも。
いや、奥底にある気持ちがしめしているのか。
「みんな…おねがい。こないで…」
傷つけたくない…!!
船はどんどん近くなる。
そして、私の心から愛した瞳と目があう。
どうして目が離せないのだろう。
彼も私から目を離さない。
真剣な眼差しに心が高鳴る。
「…サ…ジ…」
うまく言葉がでない。
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