第4章 目は口ほどものを言う。
トラは…気づいていたんだ。
やっぱり…、さっき、すでにわかってたんだ。
゛逃げれ…こいつらを死なせたくねぇならな。゛
それは私に与えた言葉だ。
「……行っちゃった。」
私を追っているってことはもうすでにここに向かってるってことだ。
次の島まで行かなければ。
「ねぇナミ、次の島行かない?」
「そうしてあげたいのは山々なんだけど…
ログが明日の朝しか…」
「行き先はどこでもいいの。
いくら濡れ衣だからって海軍に捕まっちゃおしまいでしょ?」
「まぁ、そうだな。」
海で迷子はなさけねぇがと付け足すゾロ。
「「「「「お前が言うな!」」」」」
もちろん私も入ってます。