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あーるじゅうはち

第12章 事情と情事


みゆき 「じ、実はね・・・」

と周りに誰もいないのは当たり前なのに、しーんとした廊下で私のちいさな囁き声だけが聞こえる。

それをすべて聞き終えた誠は、まぁ当たり前の反応をした。

誠 「え!?マジで!?・・・ってか、DTS製薬?・・・そういや、広告で見てあぶなそーだな、と思ったことはあるけど・・・マジかぁ・・・」

としみじみ誠は言った。

みゆき 「うん。だから、ちょっと私今大変で・・・」

誠 「へぇ・・・・分かった。俺でよければこれからも協力するよ」

みゆき 「!?えっ、で、でも・・・」

こんなこと、いいの?
イケナイことだよ??

好きでもないんだったら・・・こんな、身体だけの関係、ダメなのに・・・。

誠君は、どうして、そんなに・・・・・
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