第5章 帰還。想いと仲間をおいて
『あれ、ここどこだろ…』
『シズナ』
声がする方に顔を向ける。
『っ!オルビア!』
海の上に小舟に乗っている私は追いかけようとした。
『来てはだめ。』
『どうして?』
『ロビンを守ってくれてありがとう。
シズナ…強くなったわね。
でも、まだここで死んではいけない。
ほら、みんなが。』
オルビアは私の後ろに目を向けていた。
ルフィ『シズナ!にしし』
サンジ『シズナさん』
ゾロ『シズナなにしてんだったく。』
ウソップ『シズナ!』
チョッパー『シズナぁ!んひひひ』
ナミ『シズナ帰るわよ♪』
ロビン『シズナ…行きましょう?』
シズナ『みんな!』
カク『シズナ』
シズナ『カクっ!!
オルビア…私、生きていいの?』
オルビア『生きて。あなたがみんなに愛を与えてくれた。
愛する人を、仲間を守った。
あなたのちからは、役立たずじゃないわ。』
シズナ『オルビアありがとう。
私、帰るね。』
オルビア『ええ。シズナ、愛する人を信じて。』
シズナ『うん。ありがとう…オルビア。』
シズナ『みんな!カク!』